存在に耐えられない軽さだとは思わない

この世の旅路は果てしない。「主よみもとに近づかん」が好き。

映画:祈りの力~WarRoom~。見ない方がいい人もいると思った(ネタバレ有)

こんにちは、かすがです。

 

四国のちいさい寺の末娘として生まれて、なんやかんやでクリスチャンになって生きてるアラサーです。既婚。

 

2016年、クリスチャン界隈で3本立ての映画が話題になりましたね。

 

「復活」

「天国からの奇跡」

「祈りのちから」


(3本だてといっても、この一つ一つはそれぞれ独立しています。)

 

私は映画館で見る事は叶いませんでしたが、11月にDVD/ブルーレイがリリースされたので、借りて主人と見てみることにしました。

 

今、「祈りのちから」と「復活」まで観ました。「復活」は文句なしによかったです。泣いちゃったくらい…。ですがこの「祈りのちから(原題:War Room)」に関しては、ちょっとモヤっとするところがあったので書きたくなりました。

 

ご興味あればお付き合いください。

 

>>記事の途中でスミマセン。マンガから聖書を語るウェブサイトを作りました。よかったら遊びに行ってみてください<<

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■ こんな人にはオススメ

youtu.be

 ・クリスチャン

・いわゆる「サンデークリスチャン」で、それをどうにかしたいと思ってる

・基本的にポジティブ思考

・夫婦仲に悩みを持っていて、どうにかしたいと思ってる

・年齢はアラサー以降

 

■ こんな人は注意

キリスト教の予備知識が薄い

・すでにアツい信仰を持っている自覚がある

・教会で激しい信仰の振り回された記憶がある

・カルト的な教会に行ったことがあり、そこでの傷がまだ癒えてない人

 

■ ネタバレ

 

話題になったのでなんとなくご存知の人もいるとは思うんですが、あらすじを軽く引用します。

 

牧師でもあり映画製作者としても活躍するアレックス・ケンドリックが弟スティーブンとともに手がけたヒューマンドラマ。老婆クララは家を売却するため、不動産業者のエリザベスを呼ぶ。エリザベスは夫トニーや幼い娘と幸せな毎日を送っているかに見えたが、実は彼ら家族はある問題を抱えていた。その問題に気づいたクララは、祈りの部屋として使用している自宅のウォークインクローゼットにエリザベスを案内する。クララから勧められ渋々ながらも祈りはじめるエリザベスだったが、祈り続けるうちに不思議な出来事が起きはじめる(祈りのちから : 作品情報 - 映画.comより)

 

 

家族中に悩みをもつ、サンデークリスチャンの女性が主人公。 夫とのケンカ、浮気、子どもとの関係・・・いろんな悩みを持っていたけれど、ある日仕事であった老婆クララに「祈り方」を教えてもらう。それを実践してくうちに心の問題がどんどん解決していくさまをえがいた信仰ヒューマンドラマ・・・

 

ですかね。

 

■ 老婆クララのアツい信仰。モラハラなのでは……

私はこれを見ながらハラハラしてしまいました。「クララさん、それモラハラじゃね??」という発言がちょいちょいあったからです。

 

クララさんのセリフでこんなモノが印象的でした。主人公・エリザベスに向かって、出会って間もない時分からこんなことを言うのです。

 

「あなたは私の若いころに似ている。私と同じ間違いをしないようにアドバイスしたい」

 

(エリザベスにぬるいコーヒーを出して)ぬるかったかしら?でも言わせてもらうけど、コーヒーはアツアツか冷たいのかのどちらかが良いモノよ」

 

と。

 

………。

 

…………これ、仕事で数時間会っただけの人に言われたら「ああ、この人エスパーかモラルのない人かどっちかだな」と思いますけどね。 エスパーだったらすみません。

 

これは、エリザベスが本当に悩んでいて・本当にそれを解決したいと思っていて・かつ宗教的なベースは同じで・エリザベスの信仰が本当に後退しているものだったから成功した稀なケースとしか思えないので、日本ではまず適応不可能だと思うのですよ。

 

 日本だと「信仰のベースが同じ人間」てのが稀だし、日本でクリスチャンやってる人ってそこそこ熱い信仰を「その人の持続可能なカタチ」で持ってると思ってるので、会って数時間の他人が口出しできることはない場合がほとんどなんではないかと。

 

 

■ あ、そうか。自分の祈り方を見直す映画なのか。

 

あ、そうか。これを見たひとりひとりが自発的に「自分の祈り方を見直す」のがこの映画の目的なのか。そのための映画なんですよね、うん。

 

これを見て「他人に祈り方の見直しを薦める人が出てきたらどうしよう……」って心配になった私のほうがやましいのかもしれません。反省……。

 

映画中でも、エリザベスはあくまで自発的にクララの指南を仰ぎましたし、クララも後追いなどはすることなく「神よ、私をけしかけないで」と、ウザいお節介おばあちゃんになることを嫌がる理性を持っているので、そのへんの描写はいいかんじだなと思いました。

 

 

ただ、「昔、自分がそれどころじゃないのにアツい信仰の人に振り回されてその傷がまだ癒えてない」ひとはマジで見ない方がいいと思います。たぶん発作が起きる。(あ、観ないか・・・)

 

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復活→天国からの手紙→祈りのちからの順番にみてたら、印象が違ってたかもしれません。

 

 「復活」はよかったです。おもしろかったし、泣いてしまいました。「祈りのちから」は完全にクリスチャンむけですけど、「復活」はノンクリスチャンでも見れる作りになってると感じました。機会があれば紹介したいです。

 

 

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 私も、残すところは「天国からの奇跡」ですね。これは実話がベースなんでしたっけ?楽しみです。

 

※1年後再び観ましたが、やっぱり「好きな部分と受け付けない部分のある映画」だなと感じました。エリザベスや夫の見せ方はいいんですが、ラストでクララさんの熱い祈りで物語が閉じていくところなんかどうしても感性に合わない……。やはりアメリカのソウルフルな感性と日本のサブカルを生真面目に嗜んできた私とでは超えられない壁があるのだと思いました。

 

 

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