その実、「助けを求められない人間」が一番死にやすいと思う。~水槽の中のテトラ
「今日はいつもの僕を取り戻そうとあがいて
少しだけ 意気込んでしまったよ」
(石川智晶『水槽のなかのテトラ』)
何度も言うが、私は1日外向きで過ごせば2日は内向きになるリズムの人間だ。
お客様の接待がおわったらすぐにツイッターに帰ってきてしまうのは、このへんに理由があると思う。
「いつもの自分をとりもどそうとあがいて」いるのだ。
このリズムを崩すとどうなるのか、実のところよくわからない。
会社員として働いていた時は、ちょっと他のことが壮絶すぎて、比べられないのだ。
これがもし、『非正規で月給は安いけど17時にはだいたい上がれるような事務の仕事』だったらどうなんだろうか。
やったことがないからわからないな。
私は、弱い人間のなかでも一番タチの悪い「助けを求められない人種」である。
人間は社会的生き物だから、弱いこと自体は問題ではないと思う。
その実、「助けを求められない人間」が一番死にやすいと思う。
私はどうも、この部類のようなのだ。
「今気づいた最初は一番弱かった青いテトラ
思いもかけず一番長く生き続けてる
そんな風に気持ちが嫌でも動くのはきっとどこかで
僕が望んでいることなんだよ思うよ」
(石川智晶『水槽のなかのテトラ』)