存在に耐えられない軽さだとは思わない

この世の旅路は果てしない。「主よみもとに近づかん」が好き。

まだ進化論を信じてるの?「所詮この世は弱肉強食。強ければ生き弱ければ死ぬ」は本当か。

(この記事は2017年12月にリライトしました。読み返してみるとなぜか煽り口調で恥ずかしい///マイルドに仕上げ直したのでよければ読んでやってください)

 

こんにちは、かすがです。

 

このブログでも明言してますが私は日本人口の1%未満とも言われる「キリスト教」を信仰しております。クリスチャンです。

 

 

 

「神は居るのかいないのか?」という話題になったときに必ず引き合いに出されるであろうテーマ「進化論」についての話しをしてみたいと思います。

 

日本人の多くは「創造論なんて、昔の人が考えた妄想にすぎないでしょ?人間は進化してきたって科学で証明されてるんだから」と思われると思います。

 

でも、どうも最近「進化論はべつに証明されてるわけではない」らしいことを小耳に挟みました。今日はそれについてお話ししたいと思います。

 

 

■ だって学校で習ったやん

 

私たちは学校で「これが世界の真実です」というテイで進化論を習ったかと思います。ですが実際、進化論はまだ証明され『きって』はいないらしいんです。もう少し詳しく言うと、ミッシングリンクが発見されていない」ということらしいです。

 

ミッシングリンクとは…

 生物の進化・系統において、化石生物の存在が予測されるのに発見されていない間隙。系図を鎖に見立てていう。始祖鳥の発見は鳥類と爬虫(はちゅう)類との間隙をつなぐ例。失われた環(わ)。

 

kotobank.jp

 

進化論に関して「状況証拠的なもの」はいくつかあげられるけど、決定的な「サルから人間への途中経過」にあたる部分の証拠は実際は見つかっていないということです。

 

 

私がこういった話を初めて知ったのは、26歳のとき渡辺昇一氏の【人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?】という本を読んだことがきっかけでした。

 

渡辺昇一さんは、クリスチャンとして洗礼をうけたものの、現在は明確に「キリスト教信仰」というわけではなさそうです。それでも、そもそも「神はいるのかいないのか?」という論点に立てる本だと思います。

 

 

現在は人に差し上げてしまって手元にはないので詳しい引用ができないのが悔やまれますが、私が驚いた箇所は「進化論は厳密にいうと証明されていない」ということを書かれていました。

 

詳しくは読んでみてください(笑)

 

この本で「ミッシングリンク問題」に興味を持った私は、さらに調べてみました。ですが「やっぱり決定的なモノは見つかっていない」のかなぁというのが所感です。

 

一部の学者によると(リチャード・ドーキンスとか?)によると「ミッシングリンクは見つかっている」らしいですけど、(ソースはイマイチ不明なんですわ。すみませんね。このあたりで取り上げられてる話題かな?↓)

matome.naver.jp

まぁこれもネットに上がってる話だし、2009年のこの発見以降目立った動きがないようにも見えるので、もっと専門的なことが知りたかったらネットを離れて然るべき選択をされるべきだと思います。

 

 

■ 「どっちも証明されてない」の?

 私は、「進化論は間違いだ」と言いたいわけではありません(あと、どっちかっていうと有心論的進化論採用者かも。学がないからフンイキで意見を変えます)。進化論が証明されようが創造論が証明されようが、私の信仰の根本には関係しないからです。ぶっちゃけどっちでもいいと思っています。

 

 

私が言いたいのは、せめて「人類の起源には『創造論』と『進化論』があるけど、どっちも証明されきっては居なくて学者たちが今も解明しようとしてる」くらいのニュアンスで教えてくれたらよかったんでは・・・ということです。

 

(ちなみに、私の主人はクリスチャンホーム育ちなのでもしかしたら親御さんから創造論のことを教えられていたかもしれない、と思い聞いてみると「興味なかったけど、基本ダブルスタンダードだった」と言ってました。

 

私に関しては「ダブルになる選択肢すらなかった」ので、それを思うとだいぶ自由度が高い気がします。)

 

 

創造論・進化論とくると、「宇宙の始まりはビッグバンだったのか違うのか」という話しにほどなくたどりつくのですが、

 

有名な懐疑主義者のデビッド・ヒュームでさえも『しかし、なんの理由もなしに無から有が発生しうるなどという馬鹿げた主張は、一度もしたことがない』と言っているらしいです。

 

また科学者アーサー・エディントン卿も『超自然的力(自然を超えた力によって発生したことを認めなめれば、宇宙の起源は克服しようのない問題がついて回ることになる』と言っています。

 

これは進化論を否む理由にはなりませんが、これを認めると「創造主の存在も考慮に入れなければならなくなる」はずなのです。

  

 

■ 創造論にだって状況証拠はいっぱいある

 

かるーく触れておきますが、創造論の状況証拠もそれなりにあるそうです。

 

 

●恒星は惑星と生命体にとって不可欠であるが、恒星が形成されるには幾つもの条件が満たされている必要があった。宇宙がその条件をすべて満たした状態で発生する確率は、英国の物理学者P・C・W・デイビスによれば十の十垓分の一以下である(※垓は兆の一億倍)

 

●同じくデイビスの計算では、重力や弱力の度合いが十の百一乗分の一でも変化していたとしたら、生命体の発達は不可能であった。

 

●宇宙において利用可能なエネルギー量、陽子と中性子の量の差、基本的な自然力の割合、物質の反物質に対する比例等、五十もの定数や量が無限小のレベルに至るまで均整を保っていいなければ、生命体の存在は不可能である。

(リー・ストロベル著「それでも神は実在するのか」より引用)

 

 

つまり物理学では地球ができる確率は恐ろしく低く、生命体が生まれる確率も恐ろしく低く、それらの何か一つでも違っていたら生命体の発達は不可能だと考えられるそうなのです。

 

(これは『創造科学』といって、人によっては『似非科学』という言い方をして揶揄の対象になるらしいです。私はそこまで詳しくないので、細かい矛盾点などはわかりません)

 

 

 ですが、こう言った本などにもあるように、

 「いのちのカタチっていうのは、私が思っているほどカンタンではないんだな」ということがわかります。例え進化論が証明されたとしても、元となるデザイン(設計)をした存在がいることだけは確かだと思います。

 

この本の内容も少し紹介します。

 

「心臓が送りだす血液量は一分間で5リットル、1日に換算するとペットボトル1万5千本もの血液を送り出している。

 

心臓には軽いのに凄まじいパワーの心筋、非常に薄いが高い強度と精緻な機構を持つ弁、収縮シグナルを電光石火に伝えるが一部で絶妙に遅れ、バックアップ機能まで備わった刺激伝導系がある。

 

似ても似つかないこれらの組織は、もとは1つの細胞から形成され、全く別な臓器や組織とのネットワークを構築されて生まれてくる。

 

しかも個々に極めて完成度が高い一方、個別に完成しても全く心臓は機能を果たせないので、段階的な進化ではなく、最初からすべて備わっていたと思われる。

 

そんな可能性は、創造主がおられるという以外には考えられない」

 

 

■ 信じるか信じないかは、あなた次第です

 

ここまで「どっちも証明されていないし、複雑に絡み合った背景がある」ということがそれなりにお分かりいただけたかと思います。

 

ではいよいよ、「自分はどちらを信じるのか」という思考に入っていくわけですが、

私は単に「自分に利益のある方を信じればいい」と思っています。

 

私は聖書を読む前は「所詮この世は弱肉強食強ければ生き弱ければ死ぬ」と思ってました。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、このセリフは「るろうに剣心」の影響です。

 

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剣心の作中ではこの意見は肯定されてませんけどね(笑)

 

 

私は、中学生の時にアトピーが悪化して満足な生活が送れなくなる体験をしました。その時は「この世界は偶然できたし、自分も偶然この世に生まれた」ということを信じていましたから、「そんな弱い自分でも、一応生きてる」ということが不思議でした。

 

 

この世界が偶然できて、自然淘汰によってここまでできあがってきたのなら、自分のような存在はとっくに消えてなくなってもいいはずなのに。そんな疑問があったことは事実です。

 

 

そののち私はキリスト教に出会い、「神さまが私と言う人間を計画して創られた」と信じることで自分の人生が大きく豊かなものに変わりました。圧倒的なメリットです。だから私は創造論(というか神の存在)を信じます。

 

 

神さまは私たち人間に自由意思をも与えられましたので、どちらを信じるのは個人と神さまの関係にゆだねられていることかと思います。

 

 

ただ、もしあなたが「自分が生まれた理由を知りたい」であるとか、もしくは「死んだらどうなるんだろう、死ぬのって怖いな」とか、「こんなにフクザツな存在が偶然できたって信じるほうがおかしい」ということを思ったら。

 

それの答えが載っているかもしれない【聖書】という本を、ひも解いてみるのはいかがでしょうか。